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発行社・朝夕 ページ |
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抗ウィルス薬、MERS治療に効果 |
2020/2/20 東京 朝刊 26p |
新形コロナウィルスの治療薬開発の新情報。アカゲザルを使ってMARS(コロナウィルスの1種が原因)の治験をある抗ウィルス薬で行ったところ、効果が確認された。新型コロナウィルスにも有効な可能性が高い。 |
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人間の細胞 拒絶しないブタ |
2019/5/22 東京 朝刊 33p |
T細胞を作る脾臓とB細胞を作る胸腺を手術で取り除いたブタで、iPS細胞を使ってヒトの移植用の臓器をブタの体内で作る研究が進められている。ブタは臓器の大きさがヒトに近いため。 |
B | 紙面ダウンロード |
難治血液ガン新薬 承認へ |
2019/2/21 東京 朝刊 1p |
著名なスポーツ選手の白血病報道もあり、免疫の導入の一つにも使える。患者のT細胞の遺伝子を改変して体内に戻すと、1年生存率が上がり班援護に癌細胞が消える割合も増加する一方、副作用・費用が高額の問題点もある。 |
C | 紙面ダウンロード |
腎臓の一部 ES細胞から作成 |
2017/11/10 東京 朝刊 5p |
マウスのES細胞から、集合管を含む腎臓の一部を作り出した。これまではネフロンの作成までだったが、今回はさらに集合管とネフロンがつながった胎児の腎臓の一部まで進んだ。 |
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糖尿病生活見直そう |
2016/2/28 東京 朝刊 19p |
糖尿病は日本人に多い病気である。遺伝的になるものもあるが、正しい生活習慣をすることで予防できる。生徒たちには教科書の学習という観点だけではなく、常識としてそして自分の健康のために知っておいてほしい内容である。 |
C | 紙面ダウンロード 訂正 紙面ダウンロード |
動物にも血液型はあるの? |
2015/6/20 be e6p |
血液型について詳しく説明がある。生徒にとって知っているようで知らない血液型。記事を配ってもよい。 |
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Do科学 リンパって何なの |
2015/5/16 be e6p |
体液には血液、組織液、リンパ液がある。生徒たちは血液をよくわかっていても、リンパ液についてはあまりよくわかっていない。しかし免疫機能では大切な働きをしている。この記事はリンパ液についてわかりやすく説明している。 |
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Do科学 カメは海にどう進出したの? |
2014/10/4 東京 朝刊 20p |
カメの体液の塩類濃度調節についての記述あり。そのことに関しての進化の話も記述されている。 |
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ののちゃんのDO科学 おしっこはなぜ黄色? |
2013/10/26 東京 朝刊 18p |
腎臓内での尿の生成についてわかりやすく説明されている。小学生用の記事だが内容は高校の教科書に出てくるものばかりである。 |
B | 紙面ダウンロード |
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腎臓の一部 ES細胞から作成 |
2017/11/10 東京 朝刊 5p |
ES細胞から腎臓の一部を作成する話の中で、集合管やネフロンができる話があり、生徒は単なる構造の名称から発展して捉えられる。 |
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拒絶反応 薬飲まず抑制 肝移植、白血球を操作 |
2013/3/2 東京 朝刊 1p |
生体肝移植で手術前に患者と提供者の血液からT細胞を取出し一緒に培養して特殊な薬剤を加え、患者のT細胞が提供者特有な成分を患者自身のものと勘違いさせた。 移植から2週間後に 培養したT細胞を患者に戻し、段階的に免疫抑制剤を減らした。 薬を使わずに拒絶反応を抑えることで、生存率や生活の質の向上を期待できるほか、リウマチ等の自己免疫疾患の治療にも活用できる可能性があるという。 これが応用できれば、給食等で問題になっているアレルギーなどの免疫関係の治療も可能になるだろう。 |
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1型糖尿病 血統管理助ける |
2019/2/27 東京 朝刊 26p |
血糖値を一定に保つ働きについては自律神経とホルモンの単元で学ぶ。1型2型の糖尿病についても分かりやすく解説されている記事である。最新の医療についても理解できる。 |
A | 紙面ダウンロード |
「体内時計の乱れ」 調査し改善策はかる |
2018/10/28 東京 朝刊 1p |
体内時計の項目は教科書にはないが、生活リズムが乱れると例えば睡眠ホルモンの分泌が正常でなくなり、睡眠障害が起きたりする。説教ではなく生物学を基にして、生徒の生活の指導に使える内容。 |
B | 紙面ダウンロード |
ミントを食べるとなぜスースー? |
2017/7/29 東京 朝刊 5p |
ミントの成分による冷たさの勘違い(説明図あり) |
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「カカオ多いチョコで脳若返り」 国支援の研究 裏付け不十分 |
2017/5/12 東京 夕刊 1p |
チョコレートがもたらす大脳の若返りの可能性に関する記事 |
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(be report)スポーツへの脳科学の応用 電流で神経細胞を活性化 |
2017/5/20 東京 朝刊 4p |
脳が体を動かしている。ドーピングの話からディベートをさせてもよい。 |
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全身まひの男性、ポテトを口に |
2017/4/2 東京 朝刊 32p |
身体は脳が動かしている |
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記憶につながる仕組みの解明 |
2017/1/27 東京 朝刊 5p |
マウスで記憶に関する脳の仕組みを解明した富山大学の偉業 |
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ネズミもくすぐったい |
2016/12/22 東京 朝刊 16p |
ネズミもくすぐるとくすぐったいことが研究から判明した記事 |
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記憶 |
2016/5/14 東京 朝刊 5p |
記憶に関する脳の構造と動き |
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記憶を操作する |
2015/12/20 東京 朝刊 35p |
マウスの脳に偽の記憶を植え付けたり、記憶を消す実験がなされている。記憶の実態解明が進みつつある。 |
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2020/6/3 大阪 夕刊 1p |
大阪大学における新型コロナウイルスに対するワクチン開発に関する記事。 |
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気づかず、肝硬変やがんに |
2020/1/4 東京 朝刊 5p |
免疫やワクチン、肝炎のウイルス感染の原因について学べる。 |
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ワクチンの定期予防接種 |
2019/12/7 be 5p |
ワクチンについてわかりやすく説明した記事 |
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エボラ出血熱 続く闘い |
2019/10/21 東京 朝刊 23p |
感染の仕組みの解明が進んでいる。詳細なる記事 |
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耐性菌 19人院内感染 |
2019/10/17 東京 夕刊 10p |
抗生物質がほとんど効かない多剤耐性菌アシネトバクターで、結核の入院患者多数が感染した。耐性菌の1例であり、10月12日の夕刊の「意味のない抗生剤を吹く揺することで耐性菌が増える」という記事とつなげたい。 |
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風邪に抗菌薬 効かないのに処方半数 |
2019/10/12 東京 夕刊 6p |
抗菌剤(抗生物質)は菌には効くがウィルスには効果がないが、半数以上の患者が処方され効果があると誤解している。使い方により薬の効かない耐性菌を増やすことにもなるので、生徒にも話題として伝えたい。 |
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口の中にアレルギー |
2019/2/13 東京 朝刊 33p |
免疫の単元でアレルギーを学ぶと同時に、日常生活と結び付ける事例として活用できる。 |
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スギ花粉、油・微生物で防げ 東京農大や森林総研が研究 雄花枯らし8~9割減、省力化期待 |
2019/2/5 東京 夕刊 2p |
今年もスギ花粉が飛ぶ季節がやってきた。花粉症対策として、スギ花粉を飛ばさない研究が東京農業大学や森林総合研究所で進んでいる。油由来の成分や微生物で雄花を枯らす方法だ。スギ林伐採や植え替えに比べて人手や費用、時間がかからない |
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ノーベル賞に便乗 対象外のがんにも |
2018/10/7 東京 朝刊 3p |
今回のノーベル医学生理学賞で有名になったオプシーボは癌の免疫療法の薬だが、この療法が効果のあるのは2~3割の患者で、思い副作用が出ることもある。いろいろな癌の特効薬ではないことを生徒にも知らせたい。 |
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「謎の分子」がん治療に結実 |
2018/10/2 東京 朝刊 2p |
ノーベル賞を受賞した「免疫チェックポイント阻害剤」について(説明図あり) |
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Do科学 傷が治るときにかゆいのはなぜ? |
2018/7/28 be 5p |
自然免疫の仕組みの記載がある。自然免疫が作用している部位は腫れや痛み、またはかゆみがある場合がある。それにはヒスタミンという物質が関与していて、この仕組みについても記載されている。身近な話題で面白い記事である。 |
A | 紙面ダウンロード |
アレルギー抗体を発見 治療に貢献 |
2018/7/12 東京 朝刊 21p |
免疫学に貢献した石坂公成さんが亡くなった。IgE抗体は教科書にも出ている。日本の科学者の発見したアレルギーの発症の仕組みを再確認したい。 |
A | 紙面ダウンロード |
DNAワクチン治験中 |
2018/6/18 東京 朝刊 27p |
病原体のDNAを利用するDNAワクチンは、今後、感染症に限らず、予防に用いられようとしている。図も教科書と類似していてわかりやすい。 |
A | 紙面ダウンロード |
ワクチン後進国 |
2018/6/16 東京 朝刊 15p |
予防医学的に今後どのようなことが求められるかを考えさせたい。 |
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インフルエンザ なぜ大流行しているの? |
2018/2/16 東京 朝刊 2p |
免疫の話と生物とウイルスの違いなど、生物とは何かという本質についても日常生活とのつながりから考えさせてみたい。 |
A | 紙面ダウンロード |
子宮頸がん 接種めぐる議論なお |
2018/2/15 東京 朝刊 30p |
ワクチンは効果がある一方、副反応も心配されるケースがある。免疫の分野との関わりや、医療系への進学を考える生徒には知っておいてほしい内容である。 |
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Do科学 インフルエンザのワクチンはどう作る? |
2018/2/17 東京 朝刊 5p |
毎年猛威をふるうインフルエンザ。予防接種を受けた者も多いのでは?そのワクチンがどのように製造されるかわかりやすく説明されている。身近な話題で興味をひきやすい。 |
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遺伝子操作でがん攻撃 |
2018/2/4 東京 朝刊 35p |
米国で承認され、日本でも臨床研究が始まっているがんの新治療法の紹介。副作用にもふれている。カラーイラスト付き。 |
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がん新免疫治療法 前進 |
2018/1/25 東京 朝刊 7p |
T細胞の働きと、最新医療の話題。 |
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ノロウイルス |
2018/1/20 東京 朝刊 5p |
ノロウイルスの感染経路が分かる。 |
A | 紙面ダウンロード |
給食で命落とした娘 伝える |
2017/12/22 東京 朝刊 34p |
給食のアレルギー事故に関する記事がある。教師が給食指導について注意すべきことを知ることができる。 |
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Do科学 そばかすはどうしてできるの? |
2017/12/16 東京 朝刊 5p |
生体防御で大切な働きを持つ皮膚についての記事。 |
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がんの免疫療法 |
2017/8/5 東京 朝刊 5p |
免疫の機能を利用したがん細胞の治療法(説明の図あり) |
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HIV治療「1日1錠」に |
2017/5/17 東京 朝刊 33p |
学習指導要領でも身近な疾病の例に触れる際にはエイズなどを取り上げることが考えられる。と明記されている。 |
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他人のiPSつかった網膜移植 |
2017/2/2 東京 朝刊 3p |
失明の恐れのある網膜の病気(加齢黄斑変性)の患者に、他人のiPS細胞を使う臨床研究が実施が厚労省に認められた。本人のiPS細胞での移植は2年半前に実施された。今回は拒絶反応が起きにくい免疫の型の人の細胞で大量生産し、費用を減らす。ただこのタイプでは、日本人の17%しかカバーできず、研究はスタートしたところ。 |
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生後半年から卵 アレルギー抑制 |
2016/12/9 東京 夕刊 1p |
アトピー性皮膚炎と診断された乳児が生後6か月から卵を食べ始めると、1歳時点で卵アレルギーになるのを約8割減らせることが分かった。アレルゲンの食物を早く食べ始めることで、予防法につながるかの性がある。この最新情報はアレルギーを学ぶ導入に使える。 |
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ののちゃんのDo科学 花粉に何回も触れると体が反応 |
2016/11/28 be 5p |
花粉症について、日常生活に即して分かり易く説明している。 |
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日本発 がん新薬 |
2016/9/25 東京 朝刊 25p |
メラノーマの治療薬オプジーボの鍵となる分子は、24年前に日本で発見されていた。 |
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アレルギー 進む解明 |
2016/9/11 東京 朝刊 35p |
アレルギーを生む「IgE抗体」について |
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他人のiPSで網膜移植 |
2016/6/8 小学生 1p |
他人のiPS細胞で作った網膜の組織を、加齢黄斑変性の患者に移植する臨床研究の計画が発表された。既に患者自身のiPS細胞による移植は行なわれたが、1億円と11か月という費用と時間が必要であり、現実に治療として使うことを目指している。また、もともとは拒絶反応が起きないように患者のiPS細胞を使用するはずだったが、多くの日本人に拒絶反応が起きにくい特殊な免疫の型を持つヒトの細胞から作ることでクリアしようとしている。まだ計画ではあるが、来年にも始めるということで、iPS細胞研究の進歩の速さと可能性を生徒にも感じてもらえる記事である。 |
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他人のiPSで網膜移植 |
2016/6/4 東京 朝刊 1p |
他人のiPS細胞で作った網膜の組織を、加齢黄斑変性の患者に移植する臨床研究の計画が発表された。既に患者自身のiPS細胞による移植は行なわれたが、1億円と11か月という費用と時間が必要であり、現実に治療として使うことを目指している。また、もともとは拒絶反応が起きないように患者のiPS細胞を使用するはずだったが、多くの日本人に拒絶反応が起きにくい特殊な免疫の型を持つヒトの細胞から作ることでクリアしようとしている。まだ計画ではあるが、来年にも始めるということで、iPS細胞研究の進歩の速さと可能性を生徒にも感じてもらえる記事である。 |
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動物から人 移植容認へ |
2016/4/10 東京 朝刊 1p |
異種移植は以前より研究されている。異種移植は遺伝子に組み込まれたウィルスや拒絶反応などの問題があり、これまで実現していなかったが、1型糖尿病の患者に対してブタの細胞の移植を検討している。今後どうなるか気になる記事である。 |
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卵アレルギーの元 作らないニワトリ |
2016/4/7 東京 夕刊 9p |
卵はアレルゲンとして気をつける食べ物の一つである。特に小さい子供が卵アレルギーの場合はケーキなどのお菓子も食べることができず、つらい思いをする。この記事にある研究はそのような問題を解決できるかもしれない。 |
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予防接種とリスク |
2015/11/22 東京 朝刊 15p |
免疫に関する中の予防接種について、原理のメリットだけではなく実際に生じる副作用についての本の紹介で、予防接種を受けるのは本人の責任に基づくという基本的な考え方が述べてある。とくにインフルエンザや子宮頸がんは身近な問題である。 |
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今さら聞けない デング熱 |
2015/5/23 be e6p |
昨年流行ったデング熱について。 |
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拒絶反応 薬飲まず抑制 肝移植、白血球を操作 |
2013/3/2 東京 朝刊 1p |
生体肝移植で手術前に患者と提供者の血液からT細胞を取出し一緒に培養して特殊な薬剤を加え、患者のT細胞が提供者特有な成分を患者自身のものと勘違いさせた。 移植から2週間後に 培養したT細胞を患者に戻し、段階的に免疫抑制剤を減らした。 薬を使わずに拒絶反応を抑えることで、生存率や生活の質の向上を期待できるほか、リウマチ等の自己免疫疾患の治療にも活用できる可能性があるという。 これが応用できれば、給食等で問題になっているアレルギーなどの免疫関係の治療も可能になるだろう。 |
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学校でヒトの科学を |
2013/2/3 東京 朝刊 11p |
この社説に対してコメントすれば、話はそれほど簡単ではない。これは教育全般にかかわる問題だ。 以下の自分の主張だが (1)授業のとらえ方 この内容は、単にヒトの生命科学を教科書で、また授業で取り扱うかどうかだけの問題ではないと考える。 教員が授業をどうとらえ、 どう展開しているかなのだ。 教科書「で」教えている教員は、教科書をベースにしながらも、その時に生徒に必要だと思うことを自ら加えて授業を展開している。NIEはまさにこれだ。 生命科学や医療・栄養や運動、 生活リズムと健康・環境問題・いじめも含めてヒトとは何か、 生きるとは何かなど、幅広いテーマが新聞に載っている。 生徒のためにそれを意識する教員を育てなければならない。 (2)教科書に何を載せるべきか 台湾の高校の応用生物の教科書のことが載っていた。僕は知らないが、 応用とあるのだから基礎もあるのだろう。 ヒトに関する生命科学は応用であり、基礎生物学を学んでいないと本当のことは理解できない。保健体育で学ぶ内容は日常生活とつなげるため、サイエンスとしての原理は扱わず表面的な話が中心である。家庭科も同様である。 生物の教科書にはそれがウニであってもカエルであっても基礎生物学を載せるべきだと思う(新しいカリキュラムではDNAがメインになっているが、それを生徒が理解できるかどうかとは別の話だが)。 生物としての教科書はあくまで基礎生物学を中心とし、授業の中で教員がヒトに関する話で味付けをするのがベストだと僕は考える。 日本の新しい今のカリキュラムで多くの高校生が学ぶ生物基礎は、生物学の基本事項を教える。内容が豊富な割に週に2時間しかない。 教科書の内容を終わるだけでも至難な業だ。心ある教員が教えたくてもそれができない現実がある。 |
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