高校化学　有機化合物

バナナは熟れる前の緑色の状態で輸入される。その緑色のバナナは黄色い食べ頃に熟れさせる「追熟」にして店頭に並ぶ。果物の成熟を促すガスがエチレンガス Ｃ２Ｈ４ だ。

計算問題：東京ガスの体積とＣＯ２の重さの関係からこの炭化水素ガスの主成分が何か答えよ。

答え：メタン

解説：単位をうまく変換し、気体は標準状態で考えると良い。

ロシア・西シベリアのヤマル地方で巨大な穴が出現。｢永久凍土が溶け、メタンガスの圧力が地中で高まって爆発した｣との説が有力。メタンの温室効果は二酸化炭素の２５倍。永久凍土はシベリアだけでなく、カナダやアラスカなど、北半球の大陸表面の24％に存在する。

ロシア・西シベリアのヤマル地方で巨大な穴が出現。｢永久凍土が溶け、メタンガスの圧力が地中で高まって爆発した｣との説が有力。メタンの温室効果は二酸化炭素の２５倍。永久凍土はシベリアだけでなく、カナダやアラスカなど、北半球の大陸表面の24％に存在する。

イソオクタンのオクタン価を100とし、ノルマルヘプタンのオクタン価を0としています。ハイオクのガソリンはオクタン価96以上、レギュラーガソリンは89以上という決まりだそうです。ガソリンの詳しい成分の分布が知りたいですね。

メタンハイドレイトは深海などにある「燃える氷」。「ハイドレート」の意味は「水和物（水が付いたもの）」。深海で見つかるメタンハイドレイトのタイプが日本海側と太平洋側で異なる。

「海底の燃える氷」と呼ばれるメタンハイドレートからメタンガスが発生する仕組みを、岡山大学の研究グループがスーパーコンピューターを使って解明した。

メタンハイドレイト掘削の技術革新が進めば、アメリカのシェールガスのようなエネルギー革命が起こるだろう。

アクリル酸のアミド、教科書のカルボン酸とアミド結合参照。野菜などの食材を高温で熱した時に生じる物質。国際機関が発がん性がある可能性を指摘した。

石油化学製品の原料になるエチレンの国内生産が縮んでいる。エチレンはポリエチレン、ポリ塩化ビニル、合成ゴム、ポリエチレンテレフタラートなどの原料になる。

｢これからの資源大国は埋蔵量ではなく技術力｣。綿繊維を酵素で分解し、発酵させてエタノールを作る技術を開発した。綿や紙はセルロースでできていて、ブドウ糖がたくさん結合してできていることを説明する時に使える。　

フラーレンに似ているが、水素原子がついているので異なる。官能基を付けることができるので、今までにない有用な新しい有機化合物を作ることができそうだ。

教科書に出てくるアセチルサリチル酸を有効成分とするアスピリン。世界で最も知名度の高い薬の１つ。１００年以上の歴史のある薬だが，最近心臓発作や脳卒中の再発予防薬としても再評価されている。

野菜、果物、花などの栽培に使われている農薬クロルピクリン＝キーワード＝による健康被害が後を絶たない。注入した土壌でガス化して広がる性質があるため、国が「被覆が必要な農薬」に指定しているが、農家が守らないためだ。通常のポリエチレンフィルムで覆っても効果が薄く、ガス漏れを防ぐフィルムを普及させる必要性も指摘されている。

香料って、どうやって作るの？

発がん性や胎児の脳への影響が指摘されている農薬が、駐車場や道ばたの除草、コバエやゴキブリの駆除、ペットのノミ取りなどに無造作に使われ、使用量が増えている。代表的なのが、グリホサートの除草剤とネオニコチノイド系の殺虫剤だ。海外では規制が強化されつつあるのに、国内の対応が甘いことに、研究者は懸念を抱いている。

多くの風邪薬で使われている解熱鎮痛剤のアセトアミノフェン製造で安価な中国製を無届で混ぜて製薬会社に出荷していたことがわかった。アセトアミノフェンは代表的な対症療法薬である。

今年のノーベル医学生理学賞は、「薬の開発がテーマ」。医薬品の紹介と「薬のタネの探し方」を紹介している。